今年も、羊の毛刈りを行いました。
例年通り一頭ごとに保定係・毛刈り係・削蹄係を決め、分担して毛刈りを行いました。家畜の取り扱いでは保定が大切であるとよく言われております。実際に、家畜の扱いに慣れている職員が保定するとおとなしく毛を刈らせてくれていましたが、経験の浅い職員だと多少暴れてしまい、上手く毛を刈ることが出来ません。今回の毛刈りを通して保定の重要性を改めて感じました。また、保定する時間が長くなることによって羊に不要なストレスを与えないよう、毛刈りのスピードと正確さも重要になります。
現代の羊は品種改良が進んだ結果、自然に毛が生え変わることがありません。(弊社の羊は肉用種の血が混ざっておりますので純粋な毛用種ほどモコモコにはならないかもしれませんが・・・。)春から初夏にかけての期間に毛を刈ってあげないと、夏の暑さで体力を奪われて命に関わる疾病に罹ることもありますので、毎年この時期に行っておりますこの行事は羊たちにとって非常に重要なのです。
毛刈りを終えた緬羊は分厚い毛から解放され、涼しげに見えました。
羊の毛刈りを行いました
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