令和2年10月8日に開催された第134回全畜連「月例」肉用牛枝肉研究会で最優秀賞を獲得しました。
受賞牛は出荷体重729kgで枝肉重量は485kgと小ぶりでしたが、ロース芯面積が101c㎡、B.M.S. No.12で格付はもちん「A-5」、枝肉単価は2,847円でした。
新型コロナウイルスの影響で春先から牛枝肉価格が暴落して大変辛い日々を過ごしてきました和牛係にとって久しぶりに明るいニュースとなりました。
これから年末に向けて牛枝肉相場が更に回復して欲しいものです。
カテゴリー: うし
ワルナスビ駆除
弊社の牛放牧地以外の草地管理(?)は大草になったらモアでの「刈り倒し」が基本でしたので、このような草地は場所によっては「ワルナスビ」畑のようになってしまいました。
花だけ見てると何処かで見たことあるような白くて可憐な花だったりするのですが、コイツは種や地下茎から芽を出して繁茂、除草剤が効きにくい、果実は有毒、茎や葉に鋭いトゲが生えているので家畜が採食しない等、非常に厄介で、一度生えると完全駆除は困難と言われています。
こんな草地に牛の放牧を開始したのですが、刈り倒しで根が生き残った何年か物のワルナスビは茎が太くて硬く、トゲも鋭いので、繁茂している場所は当然、牛も避けてしまいます。
駆除の方法は「地道に引っこ抜く」だそうですが、やってみると根が途中で切れてしまい、どの位駆除になっているか分かりません。その上、たまに手袋越しトゲが刺さります(もっと厚い手袋にしたいと思います)。
これまでの草地管理のツケが回って来たと思いながら、引っこ抜いています。
多分、来年も再来年も抜いていると思います。
第56回「名人会」肉用牛枝肉研究会で最優秀賞獲得!!
平成30年8月28日に(株)東京食肉市場で開催された第56回「名人会」肉用牛枝肉研究会に於いて、弊社の出品牛が最優秀賞を獲得しました。初戴冠です。
弊社の出品牛は枝肉重量565kg、BMS12、ロース芯面積117cm、バラ厚10.4cm、枝肉単価3,111円の成績でした。
名人会は全国で配合飼料「名人」を給与している肉牛生産者で構成された組織で、この研究会はそうそうたる生産者が出品する大変レベルの高い研究会であり、弊社にとって最優秀賞の獲得は本当に遠い存在でした。
この牛は肥育前期からメキメキと大きくなり、見た目が厳つく、出荷がかなり楽しみな牛になっており、担当者も久しぶりにイケそうな牛ができたと期待はしていたのですが、まさかここまでの成績を出すとは思っていなかったようです。
この結果に満足することなく、より一層日頃の管理を徹底し、技術を磨き、いずれ自家産牛での最優秀賞も視野に入れ、次回の研究会、12月のグランドチャンピオン大会、2月の共励会へと繋げて行きたいと思います。
末筆ながら、これまでご指導頂きました、関係各位様にこの場を借りて御礼申し上げます。
新年会開催
放牧地拡張
調査事業サンプリング
弊社は全畜連の「飼料効率改善による黒毛和種肥育牛の生産性向上に関する調査事業」の実施農場で、肥育している黒毛和牛の一部が本調査事業の対象牛になっています。
飼養効率に関する試験ですので飼料の分析はもちろんのこと、消化率に関する分析も行うことになっております。
「未消化物に関する分析」とは簡単に言うと「ふん」を採取して分析を行うこと。そのため「ふんの採取だ!」と本事業に検討委員としてご協力頂いている日本大学生物資源科学部 梶川教授を始めとする門下生の学生さんが3日間に亘って、ふんの採取を行ってくださることになりました。
牛舎で怪しい道具を片手に戦闘準備もとい、ふんを採取する道具を片手に牛がふんをして、採取するチャンスを伺っております。
これから1日中、牛舎内もしくは周辺で牛がふんをするのを待ち採取して頂くのですが、よりによって、初日は木枯らし1号が吹き、山から風に流されて雪や雨が飛んでくる、栃木的には「ふっかける」、今年一番の寒い日になりました
梶川先生を筆頭に寒さにも負けない元気な学生さんが参加して下さっているので、採取は完全にお任せしてしまいましたが、問題は弊社の牛が「ふん」をするかどうかです。